News

2021.02.17

ヤンマー製農機を取り扱う大手商社Kong Nuon Groupとの包括業務提携締結のお知らせ

Press release

カンボジア マイクロファイナンス機関JC FINANCE PLC.(ファルス株式会社(本社:東京都中央区、代表者:髙橋伸彰)の持分法適用会社、以下「JCF」)は、ヤンマーホールディングス株式会社(本社:大阪府北区 代表取締役:山岡 健人)と協調し、カンボジア農業の振興を目的として現地のヤンマー製農機輸入販売総代理店であるKong Nuon Group Co. Ltd.(以下、「クンヌン」)が取り扱う農機へのファイナンスを全面的に取り扱うことで合意した為、お知らせ致します。

カンボジアでは稲作は主要な一次産業です。年間の収穫高は日本を超え1000万トン以上である反面、単位面積当たりの収穫高を比較すると日本の凡そ半分程度であり、人力や役畜主体の農作業に近代化が必要とされていました。高性能な日本製農機(トラクター・コンバイン)の市場投入はそれら農環境を効率化・合理化し投下コストに見合った投資として官民より期待されています。JCFは金融面からその促進を支援し、カンボジアの地方に点在する中小零細農家に対しても金融包摂を実現すべく日々活動しています。

【提携の目的】

JCFはクンヌンが取り扱うヤンマー製農機の購入ファイナンスを全面的に取り扱うことで、高機能なヤンマー製農機を市場に普及させ、カンボジア農家の作業効率や収入の向上を目的としています。また、本取組はSDGsにおける「8. 働きがいも、経済成長も」といった社会的課題解決に資する経済活動と認識しています。

【提携の背景】

クンヌンではこれまでもカンボジアでのヤンマー製農機の輸入販売を一手に引き受けておりましたが、農機ローンの特殊性から、迅速かつ効果的なファイナンスに課題を抱えていました。一方、JCFは設立当初より農業分野にフォーカスしており、これまでの実績・知見を活かしたファイナンスに特徴があります。今回の提携は、カンボジア農業において、特に稲作分野の更なる状況改善が見込めると判断し、実現するに至りました。

【JCFの特徴】

JCFは本店を首都プノンペンに置き2018年1月に中央銀行より認可を受け設立されたマイクロファイナンス機関(CEO:菊池 育朗)です。JCFでは農家の収穫時期に合わせた返済方法や、農機へ独自GPSを装着し動態情報の管理・分析から営農アドバイスを実施するなどして、カンボジアの基幹産業である農業分野の成長と全土に点在する農家の生活水準向上へ貢献しています。

【会社概要】

商 号:ファルス株式会社
代表者:髙橋 伸彰
所在地:東京都中央区日本橋蛎殻町1-1-9
設 立:2020年2月
事業内容:事業持株会社・国内外の金融関連企業への投融資等
資本金:199,000,000円(資本準備金含む)

商 号:JC FINANCE PLC.
代表者:菊池 育朗
所在地:St. 376, Sangkat Boeung Keng Kong III, Khan Chamkarmorn, Phnom Penh, Cambodia
設 立:2018年1月
事業内容:主に農機具購入ローン及び農業関連企業への融資
資本金:USD 6,250,000.-(資本準備金含む)
会社HP:http://jcfinance.com.kh/

商 号:ヤンマーホールディングス株式会社
代表者:山岡 健人
所在地:大阪府北区茶屋町1-32
設 立:2013年4月
資本金:90,000,000円
会社HP:https://www.yanmar.com/jp/

商 号:Kong Nuon Group Co. Ltd.
代表者:Kong Nuon
所在地:No 22, Street 182, Sangkat Phsa Depo 1, Khan Tuol Kok, PhnomPenh, Cambodia
設 立:1991年
会社HP:https://www.kongnuongroup.com/en

【問い合わせ先】
info@jcfinance.com.kh (Japanese,English)
担当者 西口・菊池